会社の不満・愚痴

同族経営の会社の理不尽さはやばい!中小企業にある経営家族の私物化

07/25/2019

あなたの職場には、理不尽なことありませんか?

会社の経営のやり方はさまざまありますが、同族で経営している会社に勤めている場合は注意が必要です。

経営者とその家族が主体となって経営している会社では、一族の事情に他の社員が振り回されることが度々あるケースもあります。

「えっ、それって私の仕事なの…?」

「あなたが勤務時間外にやれば…?」

理不尽に業務とは違うことを求められ、それを断れない雰囲気が出来上がってしまう。

特に中小企業程の規模の会社では、同族経営の目が全体に届きやすく、経営という点では管理がしやすい。

同族経営の会社で管理職を勤めたことのある筆者が、そんな同族経営の会社の闇を公表します。

この記事でわかること

  • 同族経営の会社の危険
  • 職場での理不尽な実態

この記事の目次

同族経営の会社の理不尽さはやばい!その特徴とは

同族で経営している会社に勤めている場合、経営家族による会社の私物化が問題となるケースがある。

社員に対して、本来の業務とは関係のないことを強要したり、家族の私的な事情で振り回したり。

それが当たり前となり、私物化していることを全く迷惑とは思っていない。

それこそが一時に話題となった「会社はみんなファミリーだ」が当てはまる。

そう考える経営陣と、そうではない従業員側との認識の違いが生まれるのだ。

もはやブラック企業の可能性だってあるほどです。

>> ブラック企業の9つの特徴|あなたの会社大丈夫?見抜く方法と対処法

同族経営の職場での理不尽な実態

実際にある、同族経営の職場での出来事はどんなものなのか?

同族経営の実態

  • 重要な役職は家族間で持ち回る
  • 私的な用事に社員が借り出される
  • 異常な程の経費の使い方
  • 親兄弟に責任をなすりつける

大企業のなどの大所帯の会社ではあまりないかもしれませんが、ここでは筆者が勤めていた中小企業で体験した理不尽な職場の実態を紹介します。

重要な役職は同族間で持ち回る

経営陣が家族で成り立っていれば、重要な役職は同族で持ち回るのは既定路線であるものなのですが、私の勤めていた会社では少し特殊で理不尽に役職を持ち回りしていました。

当時の会社には経営者家族以外にも古株の社員が数名居て、その者たちは“ファミリー”のように扱われていました。

そして社長の息子は会社に入れずに、古株の社員で将来会社を守っていくことを託されていたのです。

しかし、社長の息子が社会人になる頃に合わせ、態度は一変して、何の説明もないまま、古株は切り捨てて息子に役職(後に社長になることも約束)を与えました

「身内は裏切らない」という根拠はあるものの、説明もなしにこんな横暴が行なわれたことをきっかけに、古株の数名は退職を決意したと言います。

その後の会社は悲惨な状態だと今も聞かされます。

私的な用事に社員が借り出される

家族の引っ越しや、社長の趣味の手伝いなど、通常業務とは別のことをするために社員が借り出されます。

そんな中でも一番ひどかったのは、社員全員が面識も認識もしていない、社長の姪っ子の結婚式への招待でした。

人数合わせなのか、当時の会社の主要な社員が多数招待され、面識のない姪っ子夫婦に対してご祝儀を用意して結婚式へ出席しました。

ご祝儀の額もすべて社長へ筒抜けとなってしまうため、下手に低く抑えるわけにも行かず、社員たちの不満は爆発していました。

異常な程の経費の使い方

会社を私物化している象徴として、経費の使い方に明確にあらわれます。

こんなことにも経費が!?

  • 自宅
  • 別荘
  • マイカー
  • 家族の住居費
  • 家族のマイカー
  • 趣味
  • 生活費
  • 離婚相手への養育費 などなど

あらゆる私的なものを経費として注ぎ込まれてしまいます。

「社長の会社だから仕方ない」という気持ちもありましたが、許せないポイントはあります。

諸々の私的な費用が経費として計上され、損益計算では黒字になんてなるわけもありません。

当時管理職をしていた私は、利益が吸い上げられてしまうことを指摘しましたが、それも踏まえてやりくりすることを強く要求され、不信感をおぼえたものです。

親兄弟に責任をなすりつける

家族間で一緒に仕事をしていると、残念なことに責任感が乏しくなってしまう者もいます。

「社長がこう言っていたから。」

「それは息子に任せた仕事だから。」

「兄貴がこうしろって言ってたじゃん。」

甘やかされて育ってきたのか、やりたくないことをやらされているのか、仕事という意識がないのか、とにかくひどい。

面倒くさいことや、自らに何らかの責任が及びそうになると、誰かのせいにして解決しようと行動することはありません。

身内同士で責任をなすりつけあっている姿、それを近くで見せられていては、「この会社大丈夫かな?」と感じたのは言うまでもないでしょう。

同族経営の中小企業で生き残るには

家族の絆というのはとても強いものです。

しかし、それを割り切れていない経営者のもとでは、皆が甘えてしまい潰れていきます。

そんな中でうまく立ち回るにはどうしたらいいのか?

同族経営の会社での立ち回り方

  • ファミリーとは一定の距離感を保つ
  • 言いたいことはしっかりと伝える
  • 実力・実績で信頼を勝ち取る
  • 他の社員と固い信頼関係を築く

まずは近づきすぎずに一定の距離感を保ってください。

そして、言いたいこと、ずばり的確なことを言うあなたには、私的なことは頼みづらくなるものです。

しかしそれではあなたが孤立してしまうので、他の社員とは固い信頼関係を築き、仕事の面で「あなたがいないと成り立たない」と言われるような信頼を勝ち取ることです。

ファミリーでなくても、社内であなたの立場を確立しましょう。

振り回され続けるなら転職も

どれだけあなたが努力しようにも、理解し合えない相手はいるものです。

私は同族経営ならではの、会社での理不尽な事案が続いたことで退職を決意しました。

同じように中小企業、特に小規模な職場で同じ思いをしている方は少なくないでしょう。

振り回されて時間を奪われる、あなたはいつまで耐えますか?

この先も変わる見込みがなければ、環境を変えるために転職は得策です。

この会社やばいな」と感じたら、次の働き方も考え始めたほうが良いかもしれませんね?

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