労働の基礎知識

残業代の計算方法|知ってると得する!?時間外手当を正しく受け取る

08/19/2019

会社から支払われる給料の中には「残業手当・時間外手当」という項目があります。

その内容は、基本給とは別で残業したときに発生する残業代が会社で計算されて給料として受け取れるものです。

しかしこの“残業代”ですが、どのような計算方法で算出されているのかを知っていますか?

もっと働いていると思っていたのに…

残業代ってこれしかもらえないの…?

自分がどれだけ働いていくらもらえるのか知りたい場合や、会社で計算される残業代の金額に疑問を感じたときなど、この記事で計算方法を知ることで自分で計算して確認できるようになります。

この記事でわかること

  • 残業代の計算方法
  • 便利に使える計算ツール

残業代の計算方法

※計算例

○給料23万円(基本給+諸手当とする)
○所定労働時間184時間(1日8時間✕23日とする)
【230,000÷184=1,250】
  └1,250円が1時間あたりの給料額となる

残業代を計算するのに必要になるのは

  1. 1時間あたりの給料額
  2. 該当する割増率
  3. 残業した労働時間

残業代の割増率の計算

上記の表のように、

通常の残業(時間外労働)は25%割増
1ヶ月60時間を超える残業(時間外労働)は50%割増
通常の残業+深夜労働は50%割増
1ヶ月60時間を超える残業+深夜労働は75%割増

残業においての割増率の計算方法はこのようになります。

残業した労働時間の計算

通常では1日の労働時間が8時間を超えた分から残業となりますので、その分の残業代を会社からもらえることになるでしょう。

残業した労働時間とは、1ヶ月の所定労働時間を超えた時間のことを言います。

1ヶ月の所定労働時間は会社や個人でも異なる可能性があります。会社で定めている休日を雇用契約書や就業規則等で確認しておきましょう。

残業代の計算シミュレーション

ここまで解説した「残業代の計算方法」を使って、例をあげてシュミレーションしてみましょう。

上の表での説明にあるように、月〜金8時間で週40時間勤務の一般的な会社員を例としています。

日によって残業時間はばらつきがありますが、週の合計が11時間で4週間を1ヶ月とすると44時間の時間外労働となっています。

うち、40時間が25%割増の通常の時間外労働、4時間が50%割増の時間外に加えて深夜労働に該当しています。

残業代シュミレーション計算例

□給料30万円(基本給+諸手当とする)
□所定労働時間160時間(1日8時間週40時間✕4週間とする)

【300,000÷160=1,875】
1,875円が1時間あたりの給料額となる

1,875✕1.25✕40=93,750(25%割増分)
1,875✕1.50✕4=11,250(50%割増分)
【残業代合計】93,750+11,250=105,000

便利な残業代計算ツール

残業代を簡単に計算できる便利なツールがあります。

自分の環境だと残業代はいくらになるのか、残業代の目安を知りたい場合は利用してみてください。

◆CASIO【Ke!san

CASIOの『Ke!san』は1時間あたりの給料額(賃金)と、各割増率の時間外労働の合計時間を入力すると、残業代を計算できるツールです。

無料で使えて便利なツールではありますが、誤差が生じる可能性はあるのであくまで目安として利用しましょう。

残業代の計算方法を知って正しく手当を受け取ろう

会社によっては残業代を含めた各手当を少なく見積もっている企業もあるようです。

一生懸命働いても、その見返りである給料をごまかされていてはバカバカしいですよね?

最初から疑ってかかるのではなく、自分自身で知識を持っていることで有利に働くことはいくらでも存在します。

あなたの身を守るためにも、「残業代の計算方法」を含めた労務への知識を少しずつでも蓄積していってみてはいかがでしょうか?

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